20代の若手タクシードライバーが急増している!?日本交通グループなどタクシー会社への転職が人気の秘密とは?

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20代の若手タクシードライバーが急増している!?日本交通グループなどタクシー会社への転職が人気の秘密とは?

タクシードライバーといえば中高年の転職先として人気の業種でしたが、近年20代の若者が転職先にタクシードライバーを選ぶことが増えているようです。

それはなぜなのでしょうか?
どんなメリットがあるのでしょうか?
ちょっと気になりますよね。

ここではこれから転職を考えている人に向けてタクシードライバーが人気な理由についてご紹介していきます。

タクシー業界が若手を多く採用したい背景

タクシードライバーといえば経験豊富な中高年が活躍している、というイメージを抱く方も多いかもしれません。

実際タクシードライバーの年齢層は高く、生産業に比べて平均で15歳以上高い58.9歳という統計結果もあります。
また活躍する年齢層も高く、背景には定年退職後の就職先として重宝されていたことが一つの要因としてあげられるでしょう。

層の厚い年齢層が高齢化するばかりで、若年層の働き手が育ってきていないのが実状でもあります。
このままタクシードライバーの高齢化が進めば、業界全体としての弱体化が懸念されます。

タクシー業界としても若手のタクシードライバーを多く育成したいという気持ちから、新卒者の採用人数を大幅に増やす会社もでてきました。
もちろん採用人数を増やしたからといって応募する人数が増えるとはかぎりません。

しかし新卒者だけでなく、20代の若者が転職先に日本交通グループをはじめとするタクシー会社を選ぶ人が増えているのです。

若者がタクシードライバーを転職先にしたいわけ

近年様々な業種でコンプライアンスを無視した過酷な労働をしいる、いわゆるブラック企業が社会問題となっています。
実際に経験した人の中には体調を崩した人や、人間関係にへきえきして引きこもりがちになってしまった人など、働くことが立ち行かなくなった人たちもいます。

そういった背景もあり、労働環境とプライベートの充実は重要であるといわれるようになりました。

24時間営業しているタクシー業界の勤務形態は独特です。
朝から夕方まで勤務する日勤や、夜から朝まで働く夜勤は他の業種でもあるかもしれませんが、タクシー業界特有の「隔日勤務」という勤務のしかたが20代をはじめとする若者に人気となっているのです。

隔日勤務の場合、一日勤務(勤務時間は20時間程度で3時間以上の休憩がある)をしたら次の日が休みという勤務形態になります。
隔日勤務は1か月あたり11~13日までと決められているので無理することなく勤務できます。

そのうえ通常の休日もあるので平日に連休をとることもできますから、混雑を避けて出かけられる、多くある休みで趣味に没頭できるなど、プライベートを充実させる手助けになっていることが人気の要因でもあるようです。

タクシードライバーは多くの場合歩合制です。
頑張った分だけ自分の給料に反映されます。
売り上げの少ない日はがっかりするかもしれませんが、誰かに文句を言われることはありません。

タクシーという個人空間での仕事は、上司の目を気する必要もないですから気楽だという意見も多くみうけられます。
もちろん客商売なので、お客様に対してきちんとした接客を心がけるのは当たり前ですが、日々追われるばかりの仕事を辞めて自分のペースで働きたいという人にとっては、ほかにないメリットを持った転職先と言えるのかもしれません。

移動手段だけではないスキルが役に立つタクシードライバー

タクシードライバーも多様化してきています。
例えば近年需要が増えてきている介護タクシーは知っている人も多いでしょう。

他にも出産に向かうときに活躍する陣痛タクシーや、観光案内ができるドライバーが都内を案内してくれるサービスなど、様々な分野でタクシーが役に立てるよう工夫をし続けています。

もし外国語が話せるスキルがあったり、介護や保育などの資格は持っているが、実際に働いてみたら激務や人間関係の悩みで転職を考えているという人にとっては、そのスキルを活かすことができる場所でもあります。

人と話すことが好きだということもタクシードライバーには大事なスキルです。
運転をするのが好き、地図を見るのが好き、など特別なことではなくても役に立つスキルはたくさんあります。

タクシードライバーは自分が持っているちょっとしたスキルで誰かの役に立つことができる仕事なのです。

20代でタクシードライバーに転職するメリット

日本交通グループをはじめ多くのタクシー会社では、タクシードライバーに必要な2種免許取得のための費用を会社で負担してくれたり、研修期間中の給与保証があったりと、待遇面では好条件です。

しかし目先のことにとらわれて転職するだけではおもしろくありません。
せっかく20代でタクシードライバーになったのなら若手のうちに様々な経験を積んで、スキルアップさせましょう。

例えば都内の観光地について勉強し、観光タクシーなど貸し切りで提供するサービスができるようになれば収入も格段に増えます。
介護タクシーとして活躍するために資格をとれば、長く安定して仕事を続けられるでしょう。

20代から経験を積んでいくことで、より多くの選択肢を自由に切り開ける可能性があります。
タクシードライバーには様々な人生設計を考えられるメリットがあるというのも若者に人気の秘密なのかもしれません。

自分のための転職がお客様のための時間に

前職ではプライベートな時間が取れなかった、人間関係のかじ取りに疲れてしまった、という人には個人で仕事に取り組めるタクシードライバーへの転職はとても魅力のようです。

また、お客様の送迎だけでなくそれに付随した様々なサービスが提供されるようになったことから、スキルを活用できたり、スキルアップもできるようです。

自分自身の成長がお客様へのおもてなしに直結する仕事というのはとても魅力的なのではないでしょうか。

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