タクシードライバーは、土日休みは取れるの?

タクシードライバーは、土日休みは取れるの?

未経験からタクシー会社でタクシードライバーとして働きたいけど、世間的なイメージから”お休みってきちんととれるの?” “休日ってどういう仕組みなってるの?”という不安はあると思います。

タクシードライバーのお仕事は、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間や勤務日を選ぶことが可能です。
一見、制約が厳しそうな職業に見えるかもしれませんが、実は自身の時間を有効に使うためには、最適な職業と言えるのです。

タクシードライバーの勤務形態とは

代表的なものは3つに分けられています。

≪日勤形態≫
通常のサラリーマンと同じ、9時に出勤して夕方頃まで働く勤務形態です。
昼間の運転がメインとなるため安全確認がしやすく、道を覚えやすい点がメリットです。
生活リズムが崩れにくいため、タクシードライバーになりたての未経験の方はあまり道を詳しく覚えられていなかったり、ビジネスマン相手の接客が上手な方は、日勤での勤務を行っていることが多いです。

≪夜勤形態≫
夕方に出勤をして、翌朝まで仕事をする勤務形態です。
繁華街を中心に、駅のロータリーでお客様をお乗せしたり、お店の固まっている周辺を流しながら
帰路につくお客様をお乗せしたりするのが基本となり、人通りの多い道を運転する必要があります。
また泥酔しているようなお客様も比較的にお乗せすることも多いため、安全運転はもとより、どのような状態のお客様でもコミュニケーションが取れることが大切となります。
そして夜に勤務することもあり、仮眠時間が設けられているケースもありますが、自分で健康面に気を使うことが求められます。

≪隔日勤務≫
隔日勤務は、朝に出勤して夜中まで仕事を続ける勤務形態です。
長い時間働くことになるため、体力や事故を起こさないための集中力が求められますが、一方で長い休みがとりやすくなるのが特徴と言えます。
通常は、20日前後出勤するのが求められるの対し、隔日出勤は10~13日程度の出勤日数でよいので、長期休暇が任意で取得しやすいのと自分の時間が自由に使えるのが魅力です。
他の職業ではあまり見かけない勤務形態ですが、タクシードライバーの中では珍しくない出勤形態となります。

主婦や資格取得を目指している人にも勤務できる勤務体制

シフト制勤務は決められた曜日に休むのでなく、自身の希望や会社の都合によって、その月や週の休みを決めることです。タクシードライバーは、土日でもお客様が必要とする職業のため、大半のタクシー会社ではシフト制の勤務を採用しています。そう聞くと、子供を抱える女性の場合は、タクシードライバーになることは難しいのではないかと思っている方も多いでしょう。

しかしタクシードライバーのシフト制勤務は、他の業界のシフト制に比べても柔軟性に優れていて、自分の休みたいときに休むことができるのが特徴です。実際にシングルマザーの方で働いている方もいます。また、タクシードライバーの仕事以外の夢があるという方も多く働いています。それはドライバーとして働くことで収入の確保が出来て、プライベートな時間を資格取得や夢を実現するための準備に充ててることが出来るからです。休日を増やしたり、連休も取りやすいため仕事と夢の追求の両立が可能になります。

結局のところ、土日休みをとるには?

もし土日休みにこだわるのであれば、土曜を明休み、日曜と月曜が公休。いずれにしても隔日勤務で全ての土日休みは無理だと思います。残る方法は日勤かナイトで勤務し、カレンダーによっては何日か土・日出勤をするかだと思います。あとは数は少ないですが、土日休みを打ち出しているタクシー会社もありますので詳しく調べてみると良いでしょう。ただ土日休みがなくても、タクシードライバーの仕事の良さはどれも、自身の働きやすさや休みをどのように取りたいかによって選べます。通常の会社では土日や祝日の休みが一般的ですが、休みになるとどこの観光地や行楽地は混んでいる現状です。

また公的期間や金融機関も土日はやっていないところが大半ですが、平日だと困ったときにすぐ利用できます。そういった点で、逆に平日にお休みを取れるというのは意外とメリットがあるといえます。土日休みが良いか、平日休みが良いか、自分の生活リズムや趣味などと相談しながら考えましょう。

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都内で安いタクシーの料金を比較!

都内で安いタクシーの料金を比較!

2017年1月30日、東京23区、三鷹市、武蔵野市地区では運賃が改定となりました。これは各テレビ局でも取り上げていたので、注目のニュースとなりました。
普段タクシーに乗らない方でも、”安くなるならちょっとした時に乗ってみたい”と思ったかもしれません。今回は、東京都のタクシー運賃の紹介と運賃引き下げの背景について取り上げます。

東京都のタクシー運賃をご紹介

東京ハイヤー・タクシー協会および東京都個人タクシー協同組合は1月27日、初乗り410円タクシーの記者発表会を実施しました。短縮運賃は、2017年1月30日より東京23区・武蔵野市・三鷹市で開始予定で、初乗り料金が現行の730円から410円と320円分の引き下げとなりました。
現在の運賃は下記の通りとなります。

■東京23区、武蔵野市、三鷹市
[普通車]

①距離制運賃
 初乗運賃:1.052kmまで410円
 加算運賃:以後237mごとに80円

②時間距離併用制運賃※1分30秒ごとに80円加算

■八王子市
[普通車]

①距離制運賃
 初乗運賃:2.0kmまで730円
 加算運賃:以後276mごとに90円

②時間距離併用制運賃※1分40秒ごとに90円加算

■八丈島、小笠原島
[小型]

①距離制運賃
 初乗運賃:2000mまで660円
 加算運賃:以後255mごとに80円

②時間距離併用制運賃※:1分35秒ごとに80円加算

※高速道路走行時以外で時速10km以下になると、時間を距離に換算する時間距離併用運賃が適用されます。
※高速料金は別途必要となります。

運賃改定の理由とは何か

一つは、人口構成の変化と少子高齢化である。社会問題でもある高齢者の増加により、移動に対する苦労が増えています。そういった点で、初乗り値下げは『ちょい乗り』需要を喚起できるのではないかというもの。病院から駅、買い物など気軽に頻繁に乗っていただき、昨今は若い方があまりタクシーに乗らないが、いち公共交通機関として、お子様のいらっしゃる家庭の足としても使っていただきたいという意図があります。

二つ目は、現代の日本でもっとも変化した訪日外国人の増加です。初乗りが2kmで730円というのは世界有数の長さで、高額な印象を与えていました。これを世界標準に近い価格までに引き下げる。410円は、ロンドン・ニューヨークに比べて十分安く感じていただける運賃だと考えました。また1月30日の午前0時以降に出庫するタクシー車両から、初乗り料金が変わるが、新しいステッカーには初乗りが410円だと訪日外国人にもアピールできるように『First』の文字を追記することを実施したそうです。

初乗りを410円した見通しとは?

この初乗りの運賃を引き下げは、短距離利用者からの運賃収入について一定の減収が見込まれることはすぐわかります。実はその代わりに中長距離利用者の運賃引き上げによってカバーして、全体として運賃収入が変わらないよう運賃を組み替えるという意図があるのです。今回の運賃組替えと併せて、短距離利用者に対する運転者の接客マナーなどのサービスを向上させて、タクシーが短距離でも利用しやすいものとして取り組むことを事業者に求めていくと言います。

また今後3年以内に運賃組替え後の状況について事後検証を行う予定とのことです。東京のタクシー運賃については、4月から7月にかけて、初乗り運賃の見直しを求める事業者からの申請がなされて、同省が審査を進めてきました。同省が実施した審査結果について、公共料金の変更手続きに必要な消費者庁との協議や内閣府の消費者委員会での審議等を経て、12月20日、物価問題に関する関係閣僚会議の了承を得たという経緯があります。

実際にタクシー運賃引き下げは利用者にとってどうなのか

現状、高額のタクシー・チケットは既に大半の企業で認められなくなっています。
それに加えて、労働者の実質賃金は5年連続のマイナスとなっており、更に増税の影響もあり個人の懐具合はますます厳しくなっています。そのため短距離を安く乗るという新しい需要を掘り起こさない限りは、タクシー業界が売上げを維持することは難しいのです。特に東京の場合、外国人観光客の増加で短距離移動需要が拡大しているという追い風もあります。

ここまで業界の足並みが揃ったのは東京という特殊事情に加えて、タクシー最大手の日本交通が積極的に値下げの環境作りを進めたことが大きく影響しています。「タクシー大改革」の一環となる初乗り運賃の改定です。ちょい乗りユーザーが増えて、2017年はタクシーが大きく変わった年と実感してもらえる年になるのか、今後の動向が気になるところです。

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