タクシードライバーと言えば中高年や、中途採用者が多いイメージが世間一般では強いかもしれません。
しかし、今や若手のドライバーも、業界では目立ち始めました。
もちろんタクシー会社側が若手や新卒者を積極的に採用していることも、その理由として挙げられます。
ここでは業界最大手の日本交通のケースを紹介しましょう。
無理のない勤務体系でプライベートもバッチリ!
国内での少子化や高齢化に伴う労働人口の減少が予想される中で、タクシー会社でも若手の人材を確保するために、様々な取り組みを行っています。
この点、業界最大手の日本交通でも、20代の方に魅力ある就職先として選ばれるように、若手が活躍できる環境づくりに積極的です。
例えばプライベートを重視する若手の傾向をしっかりと捉え、勤務体系にも配慮しています。
通常、深夜勤務を含めた勤務時間は1乗務15時間30分ですが、翌日は必ず公休や明番になるようにシフト設定されています。
その結果、月換算では11~12回程度の隔日出勤で済むので、月の約半分をプライベートの時間に使うことができます。
また事前申告によるシフト制により、突発的な休日出勤や法定外の残業などは一切ありません。このように、休みや残業が明確になっているからプライベート充実なのも、若手にとっては嬉しい職場環境と言えるでしょう。
さらに、勤務時間中は3時間の仮眠や休憩を遵守しており、過剰労働にならないように徹底しています。
仮眠や休憩も自分の都合のよい時や場所で取れるので、ドライバー未経験の若手でも、無理なくマイペースで働くことが可能です。
業界トップクラスの給与水準で、モチベーションUP!
また、就職するにあたって最も気になる収入面でも、業界最大手にふさわしい魅力が日本交通にはあります。通常タクシー業界では、タクシードライバーに歩合制を適用している会社が大多数。
そのため、活発でフレッシュな新卒なら圧倒的に他の人より稼げる環境があります。
とはいえ新卒採用である以上、運転スキルや地理に疎いため、当初はなかなか売上げに結びつかないのも現実です。
そこで日本交通では、乗車デビュー後の3ヶ月間は月給25万円を保証しています。これならば収入を気にせず業務に集中して、いち早く仕事に慣れることが可能です。
さらに、日本交通の給与水準は、業界でもトップクラスである点も見逃せません。入社1年目の平均給与は約420万円を誇り、これは全業界における新卒者の平均給与の約2倍に当たります。
それが2年目になると約450万円にアップし、5年目を過ぎるころには700万円を超えるドライバーも続々と登場します。
このように歩合制だからこそ、若手でも努力と熱意次第でいくらでも稼げる、嬉しい環境が日本交通にはあります。
また、努力や工夫がそのまま収入に反映するので、ドライバーを続けていくモチベーションもますます高まります。
売上げに直結する、優れた研修制度!
先述したように、日本交通には若手でもガッチリ稼げる環境がありますが、その前提として、充実した研修制度の存在を忘れてはならないでしょう。
まず、入社すると1ヶ月間は研修総合センターや各営業所で、座学や実地研修を受けることになります。
センターでは独自の教育カリキュラムによって、タクシードライバーに必須の第二種免許取得をはじめ、地理講習や接客スキル等を学びます。
なお、第二種免許の取得に必要な経費は、会社が負担するので心配ありません。また、各営業所での実地研修では、熟練の教官スタッフが同乗するマンツーマンの指導により、運転技術から地理マスター、さらに、接客対応や料金計算まで、幅広く実践的な研修を受けます。
ここで注目すべき点は、日本交通の研修では常に一貫して、売上げにつながる視点から、きめ細かい指導が行われていることです。
例えば、地理講習においては単に地理を形式的にマスターするのではなく、お客様を見つけやすいエリアをはじめ、乗車率を高めるルートや近道なども習得します。実地研修においても、各営業所のデータに基づきながら、お客様の多い時間帯や客単価の高いスポットなどを、朝礼や自主勉強会を通じて情報共有するのです。
このように、ドライバー未経験の若手や新卒者を即戦力に育て上げる、優れた研修制度が日本交通にはあります。
将来性のある人生設計が可能な、幅広く豊富なキャリアパス!
せっかくプロのドライバーとして働くなら、仕事と共にキャリアアップを図り、人間的にも成長したいものです。
この点、日本交通のタクシーは将来を見据えた働き方ができるので、若手や新卒者の方にはピッタリな職場環境です。
日本交通での具体的なキャリアパスとしては、「黄タク乗務員」と呼ばれる一般ドライバーからスタートし、入社2~3年目には「黒タク乗務員」と呼ばれる班長クラスのドライバーへと昇格します。
その後、自分の進むべき専門分野の様々な研修や資格取得を経て、「エキスパートドライバー」「スリースター乗務員」「ハイヤー乗務員」といった、よりグレードの高いドライバーへとキャリアアップが可能です。
そして、ドライバー以外にも、営業所での運行管理スタッフをはじめ、本社での人事や経理といった内勤スタッフへの配属もあります。
さらに、実力や実績が認められると、将来的には役員への道も拓けます。
なお、日本交通におけるタクシー部の執行役員や取締役は、全員タクシー乗務員の経験者です。
また、新卒で入社した場合、年に一回の自己申告制による面談を受けることができます。ここでは、直属の上司以外の専門スタッフが担当し、将来のキャリア等について親身になって相談に応じてもらえます。
このように、若手や新卒者の将来をしっかりと考え幅広く多彩なキャリアパスを用意している点も、日本交通の魅力と言えるでしょう。