未経験からタクシードライバーへ
企業で勤務していた人にとっては、複雑な人間関係から解放されて上下関係もなく気軽に1人で仕事をする姿に憧れていたりすることもあり、タクシードライバーへ転職を考える人もいるようですが、これまで別の仕事をしていたのであれば当然、未経験の職種でうまくいくのかどうかと不安があると思います。そしてタクシードライバーは、歩合制のところが多いため収入が安定しないのではないかが一番気になるところです。人によっては今すぐにでも収入をあげたいと野望を持っている方もいるでしょう。では入社して一通り、研修や実習を終えてからいざ独り立ちするまでどういう風にしていけば良いのかご紹介します。
初めはどのくらいの額を目指すのか
それではタクシードライバー初心者の人は、1日どれくらいの売上をあげれば良いのか一般的な目安は下記の通りです。
新人~半年:50,000~60,000円
半年~1年目:60,000~70,000円
1年目~2年目:70,000~80,000円
これはあくまでもおおよその基準なので、会社や地域によって異なります。
ただその売り上げ目標から歩合率を考えて、自分のもらえる給与を考えながら
働くというのもこの仕事の楽しいところかと思います。
稼ぐタクシードライバーが心掛けていること
・とにかく車を走らせる
これは基本中の基本で、お客を乗せないと売り上げは成り立たないのでただ待つという方法は非効率と言えます。また隔勤だと最大365kmまで走行出来るため、とにかく走る事が大事です。
・よく街を観察する
走り慣れた繁華街でも、常に今日はどんな感じだろうと観察し敏感に周囲の環境をチェックします。それは走行中でも良いですし、休憩で車を降りた際に自分で歩いてお店の中を見て空席が多いかなどという行動を意識的にやってみると良いでしょう。場合によって、お偉いさんが好むような街であれば必ずその近くにハイヤーや運転手付きの車が待機してたりするのでタクシーで帰るような人達も多く潜んでいるはずだと自分で過程を立てて実行します。しかしこれはあくまでも例えなので、時間や時期など日々パターンは変わっていくため常に考えることです。
・路地裏などの小さな道まで走り込む
繁華街の大通りは、付け待ちタクシーの大行列が出来きています。しかし何時間も待って乗せたお客様が必ず良いお客とは限らないため、いかないような道で大通りではなく路地をどんどん進んでお客様を見つけるということも少しでも他のタクシードライバーとの差をつける方法です。
・休憩の取り方を工夫する
タクシードライバーは、個人営業で体力勝負でもあるので初めのうちは休憩を取るタイミングに困ると思います。しかし少し走ってすぐ休んで、また少し走ってすぐ休むというのは意味がありません。街の状況は、刻一刻と変わるものなのでさっきまでは人がたくさん手を挙げてたのに、戻ったら誰も居ないということも少なくありません。そのためせっかくのチャンスを休憩で無駄にしてしまうのはとてももったいないことです。ただ長時間労働の時もあるので、休憩をとることは大事です。そのため走るときは思いっきり走り、休む時はしっかり休むという風にオンオフとメリハリをつけてやっていくと良いでしょう。
以上を上げましたが、初心者でも工夫次第で飛躍的に売上を伸ばすことはできます。
大切なのは、自分の視覚や感覚、知識で得た情報を自分なりに推理や予想して、次にどう行動していくかを決めながらとにかくひたすらにタクシーを走らせるということ。ただすぐにそんな実践できないという大器晩成の方は、1つ1つこなして失敗して学んでまた実行してと繰り返すことです。初心者や未経験の方も、売上の伸びに悩んでいる方は参考にしていただきたいです。