タクシー運転手の給与は歩合制が大きな部分を締めています。基本給もあることはありますが雀の涙ほどであり、しっかりと仕事をするのであれば完全歩合制の仕事をしているのと同じ感覚で行うべきです。
全国的に言えば売り上げの50%が給料として支給されるところが多く、東京都内などでは売り上げの60%前後が給料として支給されるのが多いです。
タクシー運転手は、年収が高い人・低い人の差が激しく、稼げる人間と、稼げない人間がいます。稼げる人は年収600万以上貰える人がいる一方で、年収300万に満たない人もいます。
タクシー運転手として都内で稼げる人、稼げない人の違い
タクシー運転手の立場に立って考えると、一番大事な事は、売上をあげるという事です。売上をあげるという事は、多くのお客様に貢献した証拠でもあり、自分の給料も上がるため、双方にとって一番重要な事です。
売り上げを上げる為の要素として考えられる事は3つあり、情報/考え方/根気が挙げられます。タクシー運転手で稼げる人というのは、効率よく自分を仕掛けられる人となります。
情報
タクシー運転手は、どこにお客様がいて、何時から何時までの間にどこ辺にいるのかというのを知っているというのは非常に強力な武器になります。実際に全然稼げなかった運転手にお客さんがいるポイントを伝えるだけで売上は劇的に向上します。情報を知っているというのは、どこに行けば売上をあげられるのかという事に対しての答えを知っているのと同じです。
考え方
2番目は、立ち回りが重要で東京などの都市は広い仕事場所を使って仕事をするため、立ち回りによって売上が変わるのは当然です。つまり効率的に仕事をするための考え方を身につける事が必要になります。
根気
いくら考え方がわかっていて客が乗ってくる場所などの情報を知っていたとしても、やる気や根気が無い方は絶対に稼ぐ事はできません。タクシー運転手は、1人で行いながら、常にお客様がいるポイントを考え動き、それ次第で売上の結果を大きく左右するためこういったことを楽しめる方はタクシーに向いていて、必ず稼げるようになります。
タクシー運転手はベンチャー志向の若者向けの職業
タクシー運転手の平均年収は275万円と決して高くはないですが、中には年収1,000万円を稼ぐ勝ち組もいます。そもそもの収入の仕組みは、低い固定給+歩合制という給与体系で、年齢に限らず若くても年配でも歩合は一緒の成果主義となります。
月50万ぐらい稼ぐ人は全体の3%ぐらいしかいないそうですが、普通のサラリーマンと同等またはそれ以上稼いでいる方も多くいます。有名なところだと、直木賞作家の志茂田景樹さんの息子さんの下田大気さんがタクシー運転手をしていて、彼の年収が800万円だそうです。
現代は不況でお客様の乗車率が減少したり、競争相手が多過ぎて儲からないとの話もありますが、どの業界においてもキチンと努力をする人には、相応の結果がついてきます。年齢や性別は関係はなく、タクシーの仕事に真面目に取り組んで仕事のやり方を真剣に考えて走っているプロの運転手は、ちゃんと稼げています。
高収入の夢をタクシーで実現するには
成果によって得られる仕事というのはこれだけ大きく差が開くものであり、自分の成果以上の報酬は得られないのが当然ともいえます。ですが見方を変えてみれば、それだけの能力さえあれば高い賃金が見込める仕事であるともいえるはずです。
タクシー運転手で高収入を稼ぎたいという、明確な意思を持って転職された方はそのため日々コツコツと努力をすることが大事です。妥協せずに毎日、努力を継続し、満足することなく技量の向上を求めることができるというこれも一種の才能であり、最終的に結果を出し続けることが出来る人になります。何がなんでもという想いがあるからこその原動力があります。
こういったタクシー運転手だと、短期間で目標の金額を達成することができます。そしてそれが給料明細でダイレクトに反映されるため、諦めなくてよかった、転職してよかった、こんな自分でもやれるという自信にもつながり、今後さらに営業収入も比例して上がってきています。
タクシー運転手でホワイト企業の勤務体系
タクシーの運転手は完全に成果報酬なので、若いドライバーの方が絶対に稼げぐことができます。そのため多くのタクシー会社から高収入を目指すのであれば、歩合率60%以上のところであれば確実に高歩合で稼げるということになってきます。
但し、いくら高歩合であっても結局は、各自の努力次第だが基礎が高い方が飛躍する楽しみも大いにあると言えます。そのため意識を高く持っている運転手が多いと、他の皆も自然と上を目指すようになっていきます。稼げる理由にはそこの部分も関係があるでしょう。
そして収入が良くてもタクシー運転手は体が資本のため、勤務形態でお休みが取れなかったり福利厚生がひどい会社であれば長く続けることが難しくなります。それを全てクリアすると、理想とするホワイト企業と言えるでしょう。