タクシー乗務員として転職するなら是非とも東京へ!

タクシー業界への転職を考えている人、地方都市のタクシー乗務員として働きながらも収入が上がらずくすぶっている人と色んな人がいるかと思います。

今回は私の転職体験から都会で働くタクシー乗務員の魅力を紹介したいと思います。

タクシー乗務員ってこんな勤務方法で魅力的です!

私は長らく地方のタクシー乗務員として働いてきましたが、タクシー乗務員の魅力は独特の業務体系にあると思っています。法律の関係で一日に走れる距離が決まっているとはいえ、基本的には沢山のお客を獲得して長い距離を走ることで収入が変わる歩合給の仕事なので、自分の力で稼いでいるという実感が得られやすい職業です。会社勤めのように同じオフィスでずっと仕事をするわけではないので、人間関係もそこまで気にならず、会社に所属している私のようなドライバーでも自営業のような心持ちで働いています。普通の会社勤めが肌に合わないと感じた人や、職場の人間関係が嫌になってしまった人にはうってつけの転職先と言えるかもしれません。

また、私を含め多くの乗務員の契約体系として採用されているのが隔勤という制度です。これは”1日働いて1日休む”という働き方で、前日の疲れを引きずったまま運転して事故を起こすことを防ぐことが目的ではありますが、つまりはひと月に15日以上の休みがあるということです。この程度の出勤日数であってもタクシー乗務員の平均年収は450万程度と言われていますから、贅沢せず慎ましくものんびり暮らしたいという人におススメできます。

稼ぐドライバーはこうやって稼いでいます!

タクシー乗務員に転職して今までよりも高収入を目指したいという人はやはり戦略を立てることが大切です。タクシー乗務員にも稼ぎ方の常道というものがあるのです。

一つ目がリピーターです。普通のお店でもそうですが、リピーターが多いお店というものは繁盛しやすいものです。お金持ちなお客さんをリピーターに付けることができれば旅行の度に運転手を仰せつかることになって大きな報酬にありつけます。
二つ目は企業等の法人を味方につけることです。リピーターとも共通することですが、特に法人からの乗車の場合にはタクシーチケットが利用されることが多々あります。これは金額を書くだけで支払いが完了する便利な代物で、経費で落とせるものなので使う側も長距離を堂々と利用してくれるため、乗務員側としても助かっています。

このような固定客を得るためにはお客に安心してもらえるような安全運転であるのはもちろんですが、誠実な態度で仕事をこなし愛想のよい対応を心がけることが必要となります。必ずしもトークが上手かったり必要以上のサービスをすることが求められているのではありません。常識通りの接客でまた使いたいと思わせることが重要なのです。

どうせやるなら都会がいいですよね!

地方の小さな町でタクシー乗務員をやっている人の中には、東京など都会のタクシー会社に転職したいと考えている人がいるかもしれません。実際私はそう思って東京まで出てきました。

確かに地方のタクシードライバーにも魅力はあります。客が顔見知りならいつも指名して利用してくれる固定客になってくれますし、他の交通手段がない比較的長距離の移動に使われることが多いです。それに比べて都会のお客はよっぽどのことがないと一つのタクシーのリピーターにはなってくれないでしょうし、一駅間程度の短距離移動に鉄道の代わりのちょっとリッチな交通手段として使われることも多いです。しかしやはりメリットもあります。それが多くのお客にありつくことができるということです。地方都市や町レベルだと駅周辺で客待ちをしていても全然お客が来てくれずに一日を無駄に過ごしてしまった経験を何度もしました。しかし都会のタクシーとなるとそうはいきません。大きな駅やショッピングモールの近くではいつでもタクシー乗り場にお客が長蛇の列を作っています。

都会のタクシードライバーは暇する時間もなくお客を取ることができるのです。質よりも量を取りたいと考えている人にはおすすめです。

東京の中でもおすすめはターミナル駅!

転職を考えているタクシー乗務員の中にも人気の高い憧れの勤務地があります。それが新宿や渋谷、池袋などのターミナル駅周辺です。これらの駅のどこに大きな魅力があるのでしょうか。

魅力の一つは沢山のお客をとれることです。複数の鉄道路線が交差しているため、これらの駅は常時人で溢れかえっています。勿論それが分かっているので多くのタクシーが集まっていますから、タクシー自体の列の中で待つ時間はあるでしょうが、確実にお客が取れると分かっている待ち時間はただの客待ちとは全く違う気持ちです。

またもう一つの魅力としては都会にいながら長距離のお客をとりやすいということがあります。様々な路線が交差しているだけではなく埼玉方面や神奈川方面の玄関口になっているこれらの駅には、煩雑な電車の乗り換えを嫌がって東京まで出てきた所であとはタクシーで目的地まで向かう、というお客が沢山待っているというわけです。多いのが関東近郊の地方都市から羽田や成田などへの空港を目指してやってくるお客で、大きな荷物を持って移動したり、事前予約や席確保を面倒がるためにタクシーを利用する可能性が高いのです。このようなお客をつかまえやすいのが地方からの玄関口となるターミナル駅です。

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